# 創業前後のチェックリストと東雲火山の現在地
# はじめに
株式会社東雲火山を創業した後にもいろいろとやる事、やりたい事が五月雨に出てくるので、一度やった事も含めてまとめておくための記事です。
自分自身へのTODOリストとして、東雲火山に興味を持っている人が現在何が不足しているかを把握してもらうための場所として、あるいは今後起業予定のどなたかの参考情報として、なんらか役に立てばよいなと思い書く事にしました。
随時アップデートされます。
# 創業前
創業完了を仮に「商業法人登記完了」とし、その前までにやる事・やった事を書いておきます。(大分忘れているので色々と抜けているかもしれません)
- 個人の印鑑証明準備
- マイナンバーカードの作成
- 時間かかるので注意
- オフィスの用意
- 東雲火山は自宅にしたが、多くの住居は商業利用不可なので、自宅を事務所にしたい場合は大家さん等に要確認
- 作業環境の用意(机、椅子等)
- 定款の作成
- 法務省のページ (opens new window)を参考に
- 会社法読んだりぐぐったりしつつ。若原税理士事務所さんのページ (opens new window)は大分お世話に
- 定款を事前に司法書士に見てもらう
- 東雲火山は 東京商工会議所の窓口専門相談 (opens new window) で予約
- 定款の電子署名
- 東雲火山ではAcrobat ReaderとOpenSC利用
- 公証役場で認証してもらう
- 東雲火山は銀座公証役場 (opens new window)に依頼。証明書2部、CD-ROM代含めて51,900円(2019年2月時)
- 資本金準備
- 東雲火山では100万円を、みずほ銀行の専用口座に用意。登記申請直前にやる必要あり
- ドメイン取得
- 最近はどこも安いがスタードメイン (opens new window)で取得。特に困り事なし
- ホームページ用意
- 貸借対照表をWebサイトに掲示することで官報掲載料を節約可。登記時にやらないと変更が必要になり費用がかかるので、法人設立前に済ませておく事がお勧め
- 東雲火山は後日やってしまったので登記費用3万円を支払い
- メールアドレス用意
- 東雲火山はG Suite。Office360も最近は結構いい印象。さくらとかでもいいと思うのでお好みで
- 法人印鑑の作成
- 代表印が必須。銀行印と角印はお好みで。東雲火山は代表印と銀行印の2つ
- 申請用総合ソフトで法人登記申請提出
- 法務省のページ (opens new window)を参考に
- 登録免許税額15万円が必要
- 東雲火山の添付書類は、定款、本店所在地決議書、就任承諾書、払い込みを証する書面
- 登記完了
- 登記謄本の取得
- 法人印鑑の登記
- 印鑑カードの取得
# 創業直後
商業登記と登記簿謄本が取れても、実際に運営を始める前にやらないといけないことがまだまだあります。(これも結構忘れているかもです)
- 法人用銀行口座の開設
- 資本金の移動
- 法人設立届出書を税務署に提出
- 法人設立届出書を都税事務所に提出
- 青色申告申請書を税務署に提出
- 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
- 法人番号指定通知書の受領
- 法人設立設立届出書を出して一定期間で郵送されるのを待つ
- 給与支払事務所等の開設届出書
- 棚卸資産の評価方法の届出書
- 減価償却資産の償却方法の届出書
- 保険に入る時にやるもの(代表一人でもほぼ必須)
- 新規適用届
- 被保険者資格取得届
- 保険料口座振替納付申出書
- 保険料の支払い
- 会計ソフトの導入
- 東雲火山はfreeeを契約。他に検討したのはMFクラウド、弥生会計、勘定奉行辺りで、一番会計知識が少なく済んだためfreeeを選択
- 創業費、開業費の計上
- 東雲火山はおよそ23万程を計上
- 第1回株主総会の開催
- 役員報酬を支払うために必要。東雲火山は設立2月、報酬支払時期4月だったので、4月にやればよく、いろいろ失敗して計3回開く事になってしまった
# 1年目(一人法人期間)
創業後手続きが一段落してから、実際に1年運営しているあたりで出てくるであろう作業を羅列しておきます。
- コーポレートロゴ作成
- コーポレートロゴを利用して名刺を作成
- 電子証明書の取得
- 法人登記前はマイナンバーカードで署名できるが登記完了後は法人の電子証明書でないと電子署名ができないので、必要に応じて
- 法務省のページ (opens new window)などを参考に
- 給与支払い
- 法人税の支払い
- 源泉所得税の支払い
- 源泉所得税をeTAXを利用して支払い
- 源泉徴収票の発行
- 固定電話番号の用意
- 楽天銀行等、固定電話が無いと契約してくれない相手用にあると便利
- 東雲火山はひかり電話にして、月額500円 + 機器レンタル料ほぼ同額の月1000円くらい(レンタル料は対応機器購入で倒せるけど費用対効果が悪いので見送ってる)
- インターネットを法人名義で契約
- 東雲火山は特に面白みもないがとくとくBB (opens new window)で。それまで個人で使っていたOCNは法人契約にすると高くなりすぎたため切り替え
- 初顧客との取引
- 機密保持契約締結
- 基本契約締結
- 個別契約締結
- 請求書発行
- 入金してもらう
- 売り上げ計上
- 1期目決算
- 東雲火山は決算書含めてfreeeで出した
- 表紙: freee形式、貸借対照表: 勘定式、損益計算書: freee形式 + 当期純利益のマイナス、販売費および一般管理費明細書: freee形式、株主資本等変動計算書: 横形式、個別注記表: 自由記述形式、期間表示形式: 年度表示西暦表示、ヘッダ: 決算表紙タイトルと会計期間、フッタ: ページ数
- 1期目の法人税申告
- 用紙のセットが届く→埋められるところ埋めて決算書類持って税務署に行く、で、わからないところは助けてもらえる
- 最初の借り入れ
- 東雲火山は日本政策金融公庫の創業融資で300万円を借り入れた
- なんらかの団体加盟
- 東雲火山は東京商工会議所に加盟してみた。特にコネクションに困ってないなら省略可
# 創業後従業員雇用まで
一人法人で回してある程度一段落がついたら、次は従業員の雇用になるでしょうか。法人として責任が伴ってくるので、バックオフィス業務の負担が上がってくる頃です。
- 個人外注を使うための準備
- 個人外注と契約書を結ぶ
- 外注費を支払う: まだ現金だけ
- 法定調書の発行
- 下請け、協力会社等とやり取りする
- 自社から機密保持契約を結ぶ
- 自社から基本契約を結ぶ
- 自社から個別契約を結ぶ
- 自社から他社へ支払いする
- 他社から請求書をもらって処理する
- 社員を雇用するためのいろいろ
- 適用事業報告
- 就業規則届
- 労働保険関係成立届
- 労働保険概算保険料申告書
- 時間外労働・休日労働に関する協定届
- 労災保険料の支払い
- 雇用保険の事業所設置の届出
- 雇用保険料の支払い
- 健康診断の実施
- 社員との契約
- 給与支払い
- 賞与支払い
- 社員の退職に対応した
- 年末調整
- 短時間正社員
- 昇給
- 降給
- 契約変更
- 週5から週3の切り替え、業務委託から正社員などを実施した
- 事務所の住所変更対応
- 銀行からの給与支払い対応
- 普通の振り込みだと給与名目で支払えず、給与支払い口座特典が支払われた側につかない
- 東雲火山は楽天のサービスを利用しようとしているが、一人法人は対象外といわれ対応できてない
- 住民税を特別徴収に切り替え
- 特別徴収の住民税支払い
- 住民税をeLTAXを利用して支払い
# 規模の拡大まで
噂によるといろいろあるらしいです。東雲火山がどこまでやるかはさておき。
- 自分以外の役員を入れる
- 取締役会設置
- 自分以外の株主を入れる
- ちゃんとした株主総会を開催する
- 四半期決算
- 消費税を加味した会計
- 消費税を加味した決算
- 消費税の納付
- 顧問税理士
- 公認会計士
- 法務担当
- 人事担当
- 経理担当
- 監査役員
- 会計監査の実施
- 源泉所得税の納期の特例を除外
- 2020年に対応済
- 税務調査に入られる
- ITSに入ったりする(従業員20名以上等、法人格にある程度のレベルを要求されるもの)
- 資本金の増額(~999万)
- 資本金の増額(~1億)
- 資本金1000万以上、売り上げ1000万以上、給与支払い1000万以上で消費税支払い業者に
- 1億円「以下」までは税法上「中小企業」という扱い
- 資本金の増額(1億超え)
- 「大企業」になるらしい
- 株式上場
# 東雲火山特有
東雲火山の不足機能を補うための何か。大抵の法人格では不要な項目、かもしれません。
- 営業補助
- 営業系の会社とのつながり1: ITProパートナーズ
- 営業系の会社とのつながり2: レイゼクス
- 受託系Webサービスの利用: 比較biz(利用停止)
- 設備投資省略系
- 機器のレンタルサービスの利用
- 別の企業と機器を手軽に試せるような関係性を作る
- 海外との付き合い
- ベトナム人との取引
- ベトナム法人との取引
- ベトナム以外の国との取引
- アメリカ
- 効率的な支払い方法の確立
- XRP、LTC、DCom等を導入済。今後も随時
- 効率的な契約・納品方法の確立: 電子メール + 電子署名で対応している
# 番外編
番外編です
# 備品等
買ったもの、準備したもの、まだ買ってないもの等整理用にひたすら羅列しておきます。
- 電子系の備品
- モノクロプリンタ
- モノクロコピー機
- スキャナ
- カラープリンタ
- インクジェット1つあるけど使ってない
- カラーコピー機
- シュレッダー
- ハンドシュレッダーで頑張ってる
- 固定電話
- FAX(受信側)
- 「FAX送付ができないと契約できない」という会社が結構あるので注意
- FAX(送信側)
- コンビニが1枚送付で50円なので地味に高い
- ノートPC
- 2台あるけどちょっと弱すぎかも
- グラフィック扱えるそこそこ強いPC
- デスクトップPCにした
- インターホン
- 引っ越しに伴い自動導入(ただし遠い・・聞こえない・・)
- wifiルータ
- FeliCaリーダ
- スピーカー
- 3Dプリンタ
- VR系備品
- MR系備品
- カメラ: THETA Z1がある
- アナログ系の備品
- 宅配BOX
- 割と死活問題化しがちなので何とかしたい
- キングファイル
- なんやかやたくさん必要。100均でケチらずいいやつ買う方がいい
- 名刺入れ
- 電子化した方がいいけど
- クリアファイル
- 契約書の送付とかは大体クリアファイルに入れるので、大量に用意した方がいい
- 封筒
- レターパックのが恰好はつく。自社封筒印刷のが楽かもしれない
- 定形郵便用の長形3号、書類送付用の角2があればよい
- パンチ
- これも利用頻度高い。最初100均で済ませていたがいいのにした
- ホッチキス
- ハサミ、カッター
- ティッシュ、トイレットペーパー
- ホワイトボード
- セロテープ、ガムテープ
- OAクリーナー、ホワイトボードクリーナー
- 領収書綴り
- A4ノートにテープで貼ってる(いまいち)
- 領収書
- 小銭入れ
- 金庫: 鍵付きサイドワゴンはあるのでしばらく我慢
- 小銭入れ
- 宅配BOX
- 電子ファイル
- 送付状
- 納品書
- 請求書
- 見積書
- 検収書
- 電子署名の印影
- 封筒宛名
- 委任状
- 機密保持契約書
- 基本契約書
- 個別契約書
- 株主総会議事録
- 株主名簿
- 細則
- 給与支払い日: 翌月20日払
- 昇給月: 4, 10
- 賞与支払い月: 6, 12
- 平均的な勤務時間: 9:30-18:30(12:00-13:00休み)
- 給与支払いが祝日の場合の支払い日: 祝日前の営業日
- 創業時計画書(日本政策金融公庫向け)
- 創業時計画書(商工会議所向け)
- 出張旅費規程
- 家をオフィスとして利用するための覚書
- 電気代50%、インターネット100%、家賃・ガス・水道30%
- 事業報告書
- 決算書: freeeのもので
- 貸借対照表
- 損益計算書
- 販売費および一般管理費明細書
- 株主資本等変動計算書
- 個別注記表
- 四半期決算
- ソフトウェア
- G Suite
- Office360のみでもよかったかも。カレンダーとgmailは常用
- Office 360
- なんだかんだでWord,Excel,PowerPointの利用頻度が高い
- MSDN
- Unity Plus以上
- Adobe CC
- 2020年我慢できずに導入した
- Adobe DC
- Acrobat Readerで結構何とかなる
- freee
- 人事・給与計算系のソフト
- SmartHRを入れた(給与計算は人事担当にお願いした)
- Google Tag Manager
- Google Analytics
- Google Search Console
- AWS
- Azure
- アカウントは持ってるけど別に使ってはいない
- Netlify
- ドメイン管理: スタードメイン
- Firebase
- GitHub organization
- 有料プランは使ってない
- Azure DevOps
- 無料で使えるgitのprivate repositoryとして使っている
- Trello
- スマフォで見られるタスク管理ツールとして使っている程度
- Slack
- Chatwork
- Discord
- 商用利用OKになったのでアカウントだけ準備した
- G Suite
- eコマース系の利用
- ASKUL
- ヨドバシカメラ
- 法人契約はサポートされていないので、個人アカウント + 法人カードで利用
- オフィスコム
- ドスパラ
- マヒトデザイン
- 金融等
- 日本政策金融公庫
- みずほ銀行
- 楽天銀行
- 貸した
- 借りた
- 現金以外の資産を持った
- 20万超えのPC
- 30万超えの何か
- 無形資産(ソフトウェアを計上したい)
- 有価証券
- 個人的な環境
- いざ時間を作りたい時に子供を誰かに任せられる体制がある
- ベビーシッターさんを色々お願いした
- いざ時間を作りたい時に子供を誰かに任せられる体制がある